介護する側が体調を崩してしまったり、旅行や冠婚葬祭、出張などのため不在となるときはもちろん、介護を一休みしたいというときにも利用することで、普段、介護でおろそかになりがちなご自身の時間をもつことが可能となります。
また、誰でも高齢になるにつれて、環境変化への適応はますます難しくなります。将来的に特別養護老人ホームなどへの入所もお考えの場合は、集団生活に慣れるという意味でも短期入所療養介護(ショートステイ)を経験されるのがよいでしょう。 繰り返し利用するうちに、次回の短期入所療養介護(ショートステイ)を心待ちにするようになったというご高齢者のケースも珍しくありません。
多くの場合、ご高齢者は、特に日常動作がご自身の力だけでは困難になってくると精神的な張りを失い、弱気になりがちです。したがって、できるだけご自身の能力を生かした介護を支援できるよう心がけることで、身体的にも精神的にも健康的な生活を維持することが可能となります。
「自分でする」という目標をもつことで生活意欲が高まり、たとえ部分的であったとしても、目標の達成はご本人に自信と満足感をもたらします。
人の手を煩わせるからと、趣味などを我慢したり、あきらめてしまうご高齢者も少なくありません。
しかし、日々の暮らしの中に楽しみをもつことは生活意欲につながります。